過疎地域の医療は今後どう発展していくべきか
2015.11.10 update
過疎地の医療というと、どんなイメージを持たれているでしょうか。
地域に診療所が少なく、1人の医師が大勢の患者様を抱え、夜間はいつ何が起きるかわからない状況に備える。昼間は、周囲のお年寄りのお宅に往診に向かい、とにかく24時間365日、休みなく働く。風邪を引いたという方から、骨折をした、怪我をしたという患者様まで、総合的な知識が必要となる…そんなイメージでしょうか?
錦江町や南大隅町という高齢化の進む過疎地域を持つ肝属郡医師会立病院では、在宅医療を推進しています。地域の診療所がかかりつけ医となり、歯科、訪問看護ステーション、薬局、地域支援センターや在宅医療連携拠点が連携をとります。
また、IT化の進む昨今、データ収集・分析をおこない、求められる役割を果たすための条件を見出します。そこから事例の情報を関係者に提供し、全国的にもこの取り組みを広げていきます。
そのための在宅医療連携拠点事業の事務局を院内に設置・運用しています。今後の過疎地域を支えるためには、こういった情報共有やチーム医療が中心となっていくでしょう。
当病院では、以上のような形での過疎地域での医療発展に取り組んでいます。そんな地域医療をともに支えてくださる医師募集をおこなっています。興味のある方はぜひお問い合わせください。