佐多岬
2019.03.09 update
『佐多岬』は本土最南端の北緯31度線上に位置し、南端から50m沖の大輪島にそびえる白亜の灯台は日本最古の灯台の一つです。「日本の灯台50選」にも選ばれている灯台です。
ハイビスカスなどの亜熱帯植物が生い茂り、まるで陸続きで着いた南の島のような『佐多岬』は、太平洋、東シナ海、錦江湾に面し、晴れた日には種子島や屋久島など最大7つの島を見ることができます。
この本土最南端の『佐多岬』へ通じる豪快なドライブロードが佐多岬ロードパーク・北緯31度線です。園内はビロウやソテツなどの亜熱帯植物が生い茂り南国気分たっぷりの道路です。途中北緯31度線が通っており、モニュメントが目印になっています。
有名な観光スポットとしては、佐多岬南端の展望所まで続くジャングルのような遊歩道沿いに和同開珎(708年)開基の由緒ある神社で、現在では縁結びのパワースポットとして人気が高まっている御崎神社があります。又、国内初の海中公園・佐多岬海域公園では、半潜水型の水中展望船「さたでい号」で周遊でき、透明度の高い海の生息する色鮮やかなミドリイシサンゴ礁や熱帯魚を間近で見ることができます。
6年の歳月と総事業費30億円をかけて環境省、鹿児島県、南大隅町の3者が事業分担し、共同で行った『佐多岬』の整備工事が2019年の3月に完了し、本格開業される事が発表されました。遊歩道はメイン施設のエントランス広場と展望台を結ぶ約1km区間に設置され、段差があった従来のルートとは別に敷設し、車椅子のお客様も補助者付きで展望台に行けるようになりました。パノラマで景色を楽しめる展望台は床面積165平方メートルで、屋上デッキから太平洋や鹿児島湾、屋久島などが一望できます。
肝属郡医師会立病院は、この本土最南端の『佐多岬』から車で約1時間の場所に位置しています。ドライブで行くにも丁度良い距離のロケーションにあり、晴れた日の休みの日には絶好のプレイスポットがすぐそばにあります。健康のために遊歩道を散策するもよし、「さたでい号」で水中に潜って海の中の神秘な世界と触れ合うのもよし、展望台からの眺めに感動するもよし、そこには都会では味わえない上質のひと時があります。