過疎地域での医師の役割・存在
2015.06.05 update
近年、過疎地域での医師不足による医療の地域格差が問題になっています。
緊急で医療機関にかかる必要があるにもかかわらず、1~2時間かけて中核都市まで出なければ適切な医療が受けられないため、助かる命が助からないということも少なくありません。
南隅(なんぐう)地域もそんな地域のひとつです。
南隅地域は鹿児島県の南に位置し、錦江町と南大隅町から形成されています。
肝属郡医師会立病院でも医師募集をしており、過疎地域だからこそ医師の役割・存在はとても大きく、やりがいがあります。
まず、多岐にわたって地域医療に貢献することができます。
都心の総合病院や大学病院ではたくさんの患者数を抱えることになるため、急性期の高度治療が終了すれば地域の診療所などに返していかなければなりません。
しかし、肝属郡医師会立病院では救急医療や外来・入院機能だけでなく、無医地区巡回診療、へき地診療所への医師派遣、学校医、産業医活動などフィールドが広いので、地域の人々のホームドクターとして深く患者さんにかかわり、その結果、多くの症例を経験することができ、医師としてのキャリアアップにつながります。専門外でも総合医としてできることはたくさんあるのです。
自身のキャリアアップも兼ねて、過疎地域での医療に貢献することも選択肢のひとつに入れられてみてはいかがでしょうか。