雄川の滝
2019.03.05 update
2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」のオープニングのタイトルバックに起用され、一躍全国的に有名になった『雄川の滝』はパワースポットとしても知られていますが、大河ドラマで起用された後その美しい景観が注目を集め、観光客が前年の3倍にも増えたと言われております。
南大隅町の山あいにあるその滝は、南大隅町と錦江町のちょうど境目に位置し、南大隅町側からはまさに秘境と呼ぶに相応しい神秘的な雰囲気の中、駐車場に車を停めるとアップダウンのある遊歩道を約1.2kmほど滝に向かって歩きます。夏でも涼しいこの「滝見遊歩道」では、透き通った清流の眺めについ足を止めたくなります。
遊歩道をひたすら滝に向かって歩いていると、突然目の前には誰しも思わず息を呑んでしまうような美しい風景が広がります。それこそが南大隅町の中心を流れる雄川上流にある落差46m、幅60mの『雄川の滝』です。そこには自然の産物とは信じがたい幾何学模様の壁面から流れ出るいく筋もの伏流水と、エメラルドグリーンの滝壺が織り成す幻想的な風景が広がり、思わず時を忘れるほど引き込まれてしまいます。
『雄川の滝』のもう一つの楽しみかたは、錦江町側からのアプローチです。錦江町田代川原にある雄川の滝展望所は、滝口のそばに設置されたデッキから落差46m、幅60mの段差とエメラルドグリーンの滝壺を上から一望できます。なかなか見ることの出来ない滝口上部から見下ろす景観は下から見上げる風景とは一風異なり圧巻です。
肝属郡医師会立病院はNHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」で一躍全国的に有名になった観光スポット『雄川の滝』のすぐ近くにあります。休みの日には日頃の疲れを癒しにパワースポットでもあるこの地を訪れてみては如何でしょうか。運動不足を解消するには丁度良い距離の遊歩道を散策し、目の前に広がる幻想的に風景に身を委ねればきっと明日への活力がまた漲ってくる事でしょう。