健康づくりと地域活性化を図る錦江町
2016.03.08 update
肝属郡医師会立病院は、鹿児島県の錦江町に位置し、過疎地域と言われるような人口の少ない地域で設立された病院です。この錦江町の人口は、平成27年2月時点で8,115人。そして人口比率は40%以上が65歳以上の高齢の方が住む町です。お隣の南大隅町も7,682人で、高齢者の方が多くを占めます。
地域の患者さまに寄り添った診察を心がけておりますので、地域色はかなり強い病院となっています。
錦江町は大自然にあふれており、海・山・川のどれをとっても美しいものばかりです。そんな自然に囲まれた中で、健康づくりと地域活性化を目指した活動をおこなっております。
この町には、西日本最大級の照葉樹林があります。その照葉樹林が続く道をステージとして、毎年6月になれば「サイクルジャンボリー」が開催されます。自転車競技の愛好者が集まり、年齢に関わらず参加者・応援者が一緒に楽しめる空間となっています。
人口が少ないからこそ人々の絆が強く、サイクルジャンボリーを開催した際には、楽しみな気持ちを抱えて参加していただいています。その気持ちが地域活性化へとつながり、鹿児島の外の方からも「賑わっている町だ」という印象をもってもらいたいのです。
地域活性化と一口に言っても、その規模により実現するまでに期間を要する場合があります。私たちの町の人口は少ないとは言え、これだけの人数の方が健康づくりのために動くことができるのは素晴らしいことなのです。この地域には、人と人とのつながりの強さがぎゅっと詰まっているのです。